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企業活性化セミナーを実施しました。

2012年05月30日

当日はあいにくの天気でしたが、多くの方にご参加頂きました。
ありがとうございました。
　
第一部の『税制改正について』では、平成23年度税制改正の内容のうち、
経営者の立場において重要と思われる、法人税関連の改正点を重点的にご説明いたしました。
セミナーに参加出来なかった方々も、以下の点にご注意ください。
　
税率の軽減や更正の請求期間の延長等、納税者に有利となる改正がある一方、
消費税の税額計算に関し仕入税額控除における、いわゆる95%ルールの見直しや、
東日本大震災に関しての復興税の創設、小規模事業者に対する記帳義務や
帳簿の保存義務が強化されました。
　
今後益々、会社の経理・経営管理の体制強化が不可欠になっていくと思われます。
経理体制にご不安がある経営者の皆様におかれましては、是非ご相談下さい。
　

また消費税の増税案については、資金繰りに留意する必要性がある旨を解説いたしました。
仕入債務の決済や売上代金の回収のタイミングには、十分注意する必要があります。
消費税の改正については、今後特に注目される点です。
私どもも知り得た情報を皆様にお伝えしていきたいと思います。
　
　
第二部の『会社の未来を考えよう』では、モデル企業の損益計算書や貸借対照表を用いて、
財務諸表から見える問題点の発見や、問題解決のための経営計画の立て方を
出席者の考えもお聞きしながら、参加型のワークショップで行いました。
　
若手の経営者や一般社員の方からは問題点が中々挙がらない中、熟練経営者の方からは
瞬時に最も重要な問題点が指摘されるなど、主催者側も感服するようなシーンもありました。
　
参加者の方からは『経営計画作成の必要性が良く分かりました』といったご意見や
『自社の社長にも聞いてもらいたい』といったご意見がありました。
　
セミナー実施の手応えを感じる一方、若手の経営者や幹部候補の方を中心に、経営者のための
決算書の読み方や活用法という内容のセミナーを、当社も今後充実していく必要性を感じました。
　
　
私自身もそうですが、忙しい時は、セミナーに参加するのが億劫になるものです。
ですが初めは億劫だなと思っていても、参加してみると『参加して良かったな』と思う事がほとんどです。
　
　
The first step is always the hardest.
『一番大変なのは、いつも最初の一歩』
という英語のことわざを聞いたことがあります。
　
セミナーへの参加等、良いとは思うけれど、ついつい先延ばしにしている大切な事を
この機会に思い出してみて、取り組んでみたいと改めて思いました。
　
是非、次回のご参加をお待ちしております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(小野)